ポータブルSSDが欲しい
使っているノートパソコン(MacBook Air)の内蔵ストレージが512GBと心許なく、動画編集を本格的に(?)始めたことでいよいよ耐えきれられなくなったため、ポータブルSSDを買ってみることにしました。
とりあえず、ポータブルSSDを選ぶ条件として、
- デスクトップのWindowsとノートのMacの両方で使えるもの
- MacBook Air (M1,2020)に接続したとき、4K動画素材の編集に耐えられるような高速で読み書きできるもの
- 容量は1TBか2TB
- それでいて割と安価
としました。
MacBook Air (M1,2020)のUSB-Cポートは、Thunderbolt 3とUSB4には対応するが、Thunderbolt 4には対応しないという仕様なので、TB4のSSDは除外します。
また、使っているWin機のマザーボードにはThunderbolt 3ポートがなく、USB 3.2 Gen2x2止まりなので、TB3も駄目です。
なので、Thunderbolt 3/4並みの高速転送を行え、かつUSB規格の後方互換が利用できるUSB4のSSDを探してみることにしました。
これら条件で価格コムを叩いてみると・・・
バッファローのものかADATAのものしか価格的に無理です。
というわけで、USB4のポータブルSSD・バッファローSSD-PE2.0U4-SAを購入。
こうして財布がまたやばくなり・・・
届いた
ポイントが付くヨドバシで買ってすぐ届きました。37,000円ぐらいでした。
SSD本体とUSB4ケーブルが付属します。放熱重視のアルミ製筐体がMac系と合っていいですね。
やはりThunderbolt並みの速度が出るケーブルなだけあって最初は固く取り回しがしにくいです。使っているうちにやわらかくはなりました。ケーブルには特に印字等はされていません。
PC内蔵用NVMe SSD同様、高速なSSDは熱を出すので速度低下を起こさないためにも冷却が重要になりますが、このSSDにはファンが内蔵されています。
ケースを押すと外殻(?)部分が伸び、青色ライトが点灯してファンが作動します。説明書によればSSD接続中は必ずファンを動かしてくださいとのこと。
また、他の高速ポータブルSSDも同様らしいですが、Windowsで性能をフルに使うにはデバイスマネージャーからデバイスの取り外しポリシーのクイック取り出しを高パフォーマンスに切り替え、また書き込みキャッシュを有効化させる必要があります。無効状態では書き込みが200MB/sぐらいしか出ないらしい。
Macでは特に設定は要らないですが、キャッシュを有効にしたWinとMac両方において、SSDを外すときにOS側から「デバイスの取り外し操作」を行ってから外す必要があります。Macユーザーからすればいつも通りの当たり前ですが、Winユーザーは注意しましょう。
ベンチマークを回してみる
MacBook Air(M1,2020)のUSB-Cポートに付属のUSB4ケーブルで直接接続し、AmorphousDiskMarkを回してみました。
商品説明には3700MB/sと表記されていますが、シーケンシャル3200MB/s以上も出ていれば必要十分だと思います。システム情報.appからも40Gbpsでリンクしていることが確認できました。
WindowsとMacの両方で使いたい都合上、exFATでフォーマットをかけています。MacならAPFSとかにすればもうちょっと速度が出るかもしれません。
この前、中古で仕入れたThunderbolt 3ドッキングステーションのデイジーチェーンThunderbolt 3ポートに繋いでも試してみました。
やはりThunderbolt 3ポートでは40Gbpsでリンクすることはできないようです。USB 3.2 Gen2x2相当の20Gbpsで制限されているように見えます。
最後に、WindowsマシンのUSB 3.2 Gen2x2ポートに接続して、CrystalDiskMarkを回してみます。
こちらも、20Gbpsでリンクされているようです。
日頃使ってみる
カバンのポケットに入るサイズの本体とケーブル長なので、大学に持っていくのも苦労しない点、良いですね。
Macに繋いでSSD内のデータを使ってDavinci Resolveでエンコードを行っていると、SSDを置いている机ごとあっちあちになっていました・・・。真夏の屋外とかでは負荷をかけるのは避けた方が無難かもしれません。
α7Cで撮影した4K動画素材を使っても、タイムライン上で全くコマ落ちしないぐらい快適で、値上がりする前に買っておけて良かったです。
USB-CなのでiPhoneやiPadに直付けすることも一応できます。
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