SwitchBotをHomeBridgeを使ってHomeKitに対応させる

前々から気になっていた、赤外線リモコンで操作できる家電をリモコンと同じ信号を発射して操作するスマートホームデバイス「SwitchBot ハブミニ」を買ってみた。

のだが、Siri ショートカットにはbetaとして対応しているのにApple HomeKitには対応しておらず、「ホーム」Appからは操作も表示もできない。

なんとか対応させられないか調べた結果、HomeKitと連携して表示・操作するためには国内外有志が作っている、擬似HomeKitとして動作させるソフト「HomeBridge」と各HomeKit非対応デバイス用のプラグインを使えばできるらしい。

HomeBridgeはHomeKitとHomeKit非対応デバイスを中継するブリッジの役割があるので、一般ユースのPCにインストールしてシャットダウンなど電源を落とすと接続が切れてしまう。そのため基本的に24時間稼働させる前提のサーバーが必要になる。

普通のパソコンにインストールして24時間稼働させてもいいのだけど、HomeBridge自体はそこまで重いソフトでもなく無駄に電力を消費するだけになる。Synology社製の上位NASなんかにも入れられるがお金がないので買えず、ちょうど使っていないRaspberry Pi 3 Model Bを貰ったので低電力で稼働できるRaspberry Piで使ってみることにしてみた。

SwitchBotハブミニをセットアップして家電を追加する

見出し通り。あらかじめ家電を追加しておいた。

Raspberry PiにRaspbian (OS)をインストールする

  • Raspberry Piの起動ディスクとして使うmicroSDカード(今回使ったのは32GBのもの)を別のPCに接続する。
  • Raspberry PiのOSイメージをインストールできるRaspberry Pi Imagerを公式サイトからダウンロードする。
  • Raspberry Pi Imagerを起動し、「Choose OS」からRaspbian(一応64bitを選択しておいた)を選択。
  • 「Storage」でmicroSDカードのディスクを選択して、「WRITE」。中にファイルが残っていると消して大丈夫かダイアログで聞いてくる。
  • Raspbianのインストールには割と時間がかかった。完了したらmicroSDカードを抜き、Raspberry Piに挿して起動。
  • Raspbianのデスクトップが表示されると、初回セットアップウィザードウインドウが出てくるので指示通り設定する。
  • Raspberry Piを再起動してセットアップ完了。

HomeBridgeのインストール

  • HomeBridgeのGitHub Wikiページにあるインストールガイドに従って、ターミナルにコマンドをコピペ実行してNode.jsとHomeBridgeをインストールできる。
  • コマンドhostname -Iで表示されたIPアドレス:8581をウェブブラウザに入力して接続するとウェブUIの設定画面が表示される。
HomeBridge UI

HomeBridgeプラグイン「HomeBridge SwitchBot」をインストール

  • HomeBridge ウェブUIの上部タブから「プラグイン」に進み、検索バーに「SwitchBot」と入力すると出てくる「HomeBridge SwitchBot」(Verified表記のあるもの)をインストール。
  • HomeBridge SwitchBotの設定から、SETTINGS>SwitchBot Account Info>Token *にSwitchBot開発者トークンを入力する。SwitchBot開発者トークンの確認方法は、SwitchBotスマホアプリ>プロフィール>設定のアプリバージョンを10回タップして表示される開発者向けオプションから確認可能。
  • ハブ以外のSwitchBot純正のスマートデバイスを利用している場合は、HomeBridge SwitchbotのToken設定の下にあるOptional SwitchBot Device SettingsにDevice IDを入力するらしい?(SwitchBotデバイスを持っていないので未確認)
  • HomeBridge Switchbotの設定が完了したらHomeBridgeを再起動する。

自分のホームにHomeBridgeを追加する

ホームAppからアクセサリを追加を選んで、HomeBridge ウェブUIに表示されているQRコードを読み込めば、HomeBridge(ブリッジ)を追加した後にSwitchBotハブに追加済みのデバイスも連続して追加される。完成。

やり残したこと

  • HomeBridgeの稼働しているデバイスのLANから離れた(外出)時にはアクセスができず表示もコントロールもできない。→ホームハブ(HomePod miniかApple TV)を部屋に置けば解決するらしい?
  • Thread(通信規格)でも操作できるNanoleaf Essential A19 Bulbも外部からコントロールしたい。→これもホームハブを置くしかない?
  • いちいち据え置きモニターに繋がずにRaspberry Piデスクトップを操作できるようにする。
  • Raspberry Pi 3 Model Bは高出力のUSB ACアダプタが必要らしくAppleの5V USBアダプタでは電力不足と警告が出る。

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